わかったつもりでいたけれどほんとうはわからなかったこと。

読書。独学ヨガ。ミニマリズム。わからないことだらけ。

カフェオレボウルで抹茶を点ててみた。

先日、兼ねてから気になっていたカフェオレボウルを買いました。

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●白荒めカフェオレボウル白黒ペア●フリーカップ・コーヒーカップのギフトならおとな...

何にでも使える多用途食器。

この カフェオレボウル、とても便利で「お茶碗よりは大きいけれど、丼ぶりよりは小さい」という絶妙なサイズ感により、かなり多用途に使える(フランスでは朝食にたっぷりのカフェオレを入れて焼いたパンをヒタヒタと浸しながら食べる)

例えば、スープ、サラダ、シリアル、ヨーグルト、味噌汁、ミルクティーなどなど、食卓のシーンや状況に応じてさまざまな雰囲気を演出してくれる(もちろんカフェオレも) 

まさにカメレオン的食器。食器界の松山ケンイチである(なんじゃそら)

ミニマリストの人ならマグカップやサラダボウルやスープボウルや味噌汁茶碗など、数種の食器をカフェオレボウル1つで兼用することにより食器の断捨離にも一躍買ってくれるかもしれない。

そんな超多用途食器であるカフェオレボウル。僕にはこれを使って是非やってみたいことがあった。

 

カフェオレボウルで抹茶を点ててみたい。

以前から茶道や茶室に興味があったのだけど、本格的に習うのは敷居が高いし道具をそろえるのもなんだか大変そうだしで、なかなか踏み切れなかった。けれど、今回購入した和テイストのカフェオレボウルを見たときにふと思ったのである。「このカフェオレボウルで抹茶を点てたらステキなんじゃないかな?」と。ちゃんとした作法やルールはひとまず置いておいて、もっとカジュアルに、毎朝コーヒーを淹れるのと同じくらいの感覚で、気張らず抹茶を楽しめたらステキだろうなあと。

 

本格的なお茶道具をすべてそろえる必要はない。

抹茶碗 → カフェオレボウルで、

茶杓 → 家にあるティースプーンや小さじで代用できる。

けれども、

①抹茶の粉

茶筅(シャカシャカして抹茶を点てるハケ)

この2つはやはりどうしても必要なのでネットで買いました(最寄り駅前のお茶屋さんにも売っていたのけど、売り場の端っこのほうで若干ほこりをかぶっていたので買う勇気がでなかった。ネットは便利だなとつくづく思う)

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今回購入した抹茶はこちら↓ 

【丸久小山園 抹茶】抹茶/五十鈴(いすず)40g缶【茶道】【薄茶】【学校/稽古】...

 抹茶にもグレードによってピンキリあるようで、とりあえず今回は練習用、日常使いのしやすい「五十鈴」という銘柄にした。

 

茶筅はこちら↓

【茶道具/茶せん】茶筅(数穂70本立て)とくせ直しセット【修竹園】

 茶筅も羽の数によってグレードがあるのだけど、カフェオレボウルで点てる場合、ボウルの底面の面積がせまく、じゅうぶんな点てができない恐れがあるので70本の比較的小さいサイズのものにしてみた。野点(のだて)用というさらにコンパクトなものもあったのだけど初心者にはむずかしいようで避けることにした。

 

さっそく点ててみた。

手順は以下のとおり。

①カフェオレボウルと茶筅をお湯で温める(茶筅は乾いたまま使うと折れてしまう)

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②約1.5グラムの抹茶をカフェオレボウルに入れる(小さじすりきり一杯くらい)

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③80ccの熱湯を勢いよくそそぐ(お湯の温度は70〜80℃ ヤカンの底から小さな泡がふつふつ出るくらい)

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(ドバーッと一気に注ぐ) 

 

④すぐさま茶筅でシャカシャカと混ぜてお茶を点てる(円を描くのではなく、縦に切るように。「M」の字を書くように手早く混ぜる。30秒間くらい)

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 (この工程は抹茶を点てる醍醐味というか、初めてやってみて本当に楽しい瞬間だった。泡のキメを細かくすればするほど、口当たりがソフトでクリーミーになる。そこはエスプレッソやラテの泡立てと一緒だなと)

 

⑤ある程度泡立ったら泡の表面で「の」の字を書き、真ん中から茶筅をゆっくりと離し、中心の泡をフワッと立たせる。

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完成!

 

本来のお作法にはほど遠いけれど、カジュアルに抹茶を点てるというのが目的なので最低限の工程になります。

 

今回参考にしたのはこちらの動画↓


抹茶の美味しい点て方

 

 カジュアルに抹茶を楽しむのにカフェオレボウルは手軽でよかった。

「お茶を点てる」というとどうしても敷居の高さを感じてしまうけれど、カフェオレボウルを使えば家カフェの延長線上なような気持ちでカンタンに点てることができた(コーヒーをハンドドリップする方がよっぽどむずかしいかもしれない)単に、茶筅茶杓といった専用の道具があまり身近なものではないというだけあって、実際にやってみると毎朝一杯の抹茶を立てることはそんなに手間ではなく、僕もここ数日は毎朝自分で点てた抹茶を飲んでから仕事に行っている。もちろんちゃんと茶道を習うのとは次元が違うけれど、今の世の中あらゆるジャンルにおいて「入り口に立つ」ことがすごくカンタンになったんだなあと実感した。

 

今回僕が購入したカフェオレボウル。

ネットでいろいろ探したすえに楽天で見つけました。 白と黒のペアセットなので、2人でも使えるし雰囲気によって使い分けると楽しい(カフェオレやミルクティーは黒を、抹茶やスープやサラダには白を使うと飲み物や料理の色が映えてきれいです)


 

 

オリジナルのフレーバーティーを手作りしてみた(オレンジ&シナモン編)

香りをつけた紅茶=フレーバーティーには数多くの種類が存在するけれど、自分好みの香りのフレーバーティーを自宅でブレンドすることはできないだろうかと思い、いろいろ試しながら作ってみました。

  

フレーバーティーの作り方には2パターンある。

調べたところお茶の葉に香りをつけるには2つの方法があるようで、

その① 香料や精油を茶葉に噴霧して香りつけする方法。

……これはちょっと難しそう。(紅茶メーカーが大量生産する際はこの方法が多いらしい)

その② 果実や花を茶葉と混ぜることで茶葉に香りをうつして吸着させる方法。

これなら初心者にもできそう。ドライフルーツやドライハーブを用意して茶葉と混ぜるだけ。茶葉の「香りを吸収しやすい」という性質を利用するわけである。この方法、正確には「センティッドティー」と言い、中国に昔から行われている製法。主にジャスミンティーやローズティーに使われてきたものらしい。

 

まずはシンプルな組み合わせから。
「自分好みの香り」とはいっても有名紅茶ブランドが出しているような、何種ものハーブやフルーツや花やスパイスがブレンドされた複雑なフレーバーティーはレベルが高い。第一歩としてオレンジとシナモンの2種類のシンプルなブレンドに挑戦してみる。

 

用意するもの。

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①ドライのオレンジピール

②シナモンパウダー

③紅茶の茶葉(キームン紅茶)

④密封できるビン(100円ショップ)

 

ブレンドの割合。

茶葉4:オレンジ1(シナモンはお好みで。) 

今回は茶葉8グラム:オレンジピール2グラム:シナモンは小さじ2分の1  にしてみた。合計で10グラム。ティーカップ4杯分くらい。

 

 作り方。

①上記の材料全てをビンに入れて密封する。

②シャカシャカとビンを振って全体を馴染ませる。

③1週間ほど冷暗所で寝かせて、茶葉に香りがうつるのを待つ。

以上!とても簡単。(なんとも原始的でアナログな方法である。中国で昔から行われていた理由がわかる)

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こんな感じ。 

 

 

1週間後、開封。

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 フタを開けると、オレンジのほろ苦く甘い香りと、シナモンの優しいスパイス香が良い感じに混ざっていた。キームンの茶葉は主張がひかえめで、オレンジ&シナモンとうまくバランスがとれている感じ。キームン紅茶がフレーバーティーに向いている理由がよく分かる(おそらく寝かすのは3日くらいでも大丈夫そうだけど今回はじっくり1週間おいてみた)

 

実際に淹れてみた。

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いざお湯を入れて抽出してみると、市販のフレーバーティーのようにトップノートでいきなり「ブワッ」とくる強い香りではない(茶葉の香りはほとんどわからなくなっている場合も多い)あくまで茶葉の香りと味が主体で、そこにオレンジとシナモンが優しく調和している感じ。これならフレーバーティーが苦手という人も飲みやすいかもしれない。キームン紅茶の明るいオレンジ色の水色もとてもきれい。

 

ベースの茶葉選びが重要。

今回は中国のキームン紅茶を使ったのだけど、その前に一度、インドのアッサム紅茶のCTCタイプ(細かく砕かれた茶葉)で作ったことがあった。これはかなり控えめに言っても飲めたものではなかった(アッサムのヘヴィーな香りと味がオレンジの苦味と融合してひどかった)ベースにする茶葉選びはとても大事である。キームンなど中国紅茶、もしくはセイロン紅茶が良さそう(世の中のフレーバー紅茶もこの2種類を使ったものが多い)

 

今回使った材料たち。

楽天で購入。ご参考に。

茶葉↓

中国茶:2016年:KEEMUN「キームン」祁門紅茶(50g)【世界三大銘茶】【...

オレンジ↓

【ポストお届け可/40】 オレンジピール [ 100g単位 ハーブ量り売り ] ...

シナモンパウダー↓

【送料無料】「有機JAS認定・魅惑のセイロンシナモンパウダー100%」 粉末 1...

 

捕捉。

・茶葉とオレンジの割合はお好みで変えても良さそう。茶葉3:オレンジ2でも良いかもしれない。

オレンジピールは今回無糖のものを使ったけれど、砂糖入りの甘いタイプでも美味しいと思う。 

・シナモンはスティックでもいいけどパウダーのほうが茶葉に馴染みやすい。

・お茶を淹れる際の抽出方法は、カップ2杯分=400ccにたいして茶葉5グラム使いました。沸騰したてのお湯(95℃)で3分間の抽出が目安。

 

他にもいろんなブレンドに挑戦したい。

オレンジ&シナモンの他にもミント系やバニラ系、チャイに使えるようなスパイスがっつりのブレンドなんかも作ってみたい。今まではお店で買うことしかなかったフレーバーティーを、初めて自分で手作りしてみたけれど、秘密の調合実験をしているようでなかなか楽しかった。お茶のDIYですね。

 

雨は好きじゃなくても雨の音は好きな人へ。オススメの雨の音アプリ4つ(iPhone用)

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雨の日は好きじゃないけれど雨の音は好きである。

そんな人は少なくないのではないだろうか。僕も以前、木造のボロアパートの二階に住んでいたとき、雨の日に天井から聞こえてくる「トトン、トトン」という雨音(ときには「ザァーッ」)がとても好きで、部屋にいたままボッーと聞いていることがよくあった。今の住まいは軽量鉄骨アパートの一階なので、そんなことはしなくなったけれど、あの音が聞けるのは木造アパートに住むうえでの一つの特権だったのかもな、などと今になって思う。

 

ノイズの遮断、集中&リラックスとしての雨の音アプリ。

「周囲の雑音を遮りたいけれど、疲れていて今は音楽すら聴きたくない…」日々生活しているとそんなときもあるかもしれない。そんなときは、ノイズキャンセリングのイヤホンやヘッドホン、ホワイトノイズのSE、それこそ耳栓など、いろいろと方法はあるけれど、僕がおすすめしたいのが「雨の音アプリ」である。「雨の音なんて死ぬほどキライ」という人でなければぜひ一度使ってみてほしいと思う。「雨の音」と一言で言っても、小雨や霧雨、豪雨に暴風雨に雷雨、アスファルトを弾く音や、トタン屋根に跳ね返る音など、この世にはさまざま雨の音が存在する。そのときの気分や周りの騒音レベルに合わせて使い分けていけば、それはもう「音階の無い音楽」のように楽しめる。

 

 

おすすめの「雨の音アプリ」4選。

「雨の音」で検索すると想像以上に数多くの雨の音アプリがヒットするのだけど、広告が多かったり、使い方が複雑だったり、雨の音がどこか刺々しかったり(あくまで主観だけど)ただ単純に「雨の音を聞く」だけなのに使用するのに億劫になってしまうものも多かった。そんな中から僕がいろいろ試して選んだおすすめ雨の音アプリ4選は以下のとおり。

①雨音

雨音アプリ - あめを降らせてリラックス
雨音アプリ - あめを降らせてリラックス
開発元:Yusuke Ariyoshi
無料
posted with アプリーチ

 

  

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とてもシンプルで使いやすい。「ざあざあ」「しとしと」「ぽつぽつ」と3段階の雨音が楽しめる。この「ざあざあ」モードがいわゆる「シャワーのような雨」ですごく良い。「しとしと」と「ぽつぽつ」は「弱めの大粒」といった感じななのでノイズキャンセル的効果というよりは睡眠導入用として良さそう。自動オフタイマー機能もついているので眠りにつくときもおすすめ。

 

②雨の言葉

雨の言葉
雨の言葉
無料
posted with アプリーチ

 

 

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全体的に「雨が地面に当たって跳ね返る音」と「地面を雨がサーッと流れていく音」 がちょうどよいバランスでミックスされている雨音。とても聞きやすい。とくに「雷雨」の雷の音がいわゆる「遠雷」で、「遠くで鳴ってるカミナリ」の感じがよく出ていて、「真夏の通り雨」的な雰囲気を味わえる。レビューを書くと追加で2種類の雨音がもらえる。

 

③レイミー(Raimy)

レイミー(Raimy) 安眠できる雨音アプリ
レイミー(Raimy) 安眠できる雨音アプリ
開発元:Tokihiko Tamiya
¥120
posted with アプリーチ

 

 

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120円の有料アプリ。画像がすごく綺麗で雨レベルによって変化する。雨粒が水滴となってスマートフォンの画面に少しずつ増えていく演出がなかなかニクイ。時刻もわかりやすいしヴィジュアル面では4つの中で1番かも。「最弱モード」の雨音が「雨が上がる寸前」のようなポタポタ感があって良い。雪どけの水がしたたるようにも聞こえる。またレベル5の「雷雨モード」の雷の音が遠雷ではなく、「そこそこ近くにドカーンと落ちた感じ」があり、雷が苦手な人はちょっと注意が必要(雷の音好きな人にはオススメ)

 

 

④ Rain Sounds

Rain Sounds HQ: 雨の音 - 自然な雨の音、雷雨、雨の雰囲気でリラックスし、眠りにつき、集中力を高めてください
Rain Sounds HQ: 雨の音 - 自然な雨の音、雷雨、雨の雰囲気でリラックスし、眠りにつき、集中力を高めてください
開発元:Phase4 Mobile
無料
posted with アプリーチ

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世界中でライブ録音された70以上の雨音や自然の音が楽しめる。音の種類でいえばダントツで一番。「日本の寺に降る雨」とか「金属製の屋根に当たるくもった雨の音」とか、魅力的な音が豊富に用意されている。さらに特筆すべきは「オリジナルミックスモード」というのがあり、いくつかの音をブレンドして自分の好きな雨音が作れる。

試しに作ってみた↓

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 (森でキャンプしている気分になれそうな感じに仕上がった)

他の3つに比べるとちょっと広告の頻度が高いけれど、楽しめる機能の多さは保証できるアプリ。

 

雨の日は憂鬱かもしれないけど、雨の音はそんな憂鬱をしっとりと包んでくれることもある。

雨の音アプリでいろんな種類の雨音を聞いていると「雨も悪いものじゃないなあ」という気持ちになってくる。雨の音に好意的になれれば「晴れの日は楽しくて雨の日は憂鬱」という先入観から少しだけ抜け出せるかもしれない。

図書館の閲覧室で読書したら最高のサードプレイスだった。

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ここのところ、読書におけるハード面(どんな本を読むか?というソフト面ではなく、いつ、どこで、どんな環境で本を読むか?)についてあれこれと考えるのだけど、そう言えば図書館の閲覧室ってあまり利用したことがないなあと思い、ちょっと行ってきた。利用するのは10年ぶりくらい。向かったのは地元の駅前の図書館。本館ではないので大きくはないが「閲覧室」はしっかりと設置されていた。もちろん利用料は無料である。

 

とにかく静か。椅子を引く音までも。

いざ閲覧室に入るとその静けさにおどろく。BGMは無く、私語も禁止なので当たり前といえば当たり前、そもそも図書館の閲覧室というのはそういうものなんだろうけど想像した以上の静寂である(通常のフロアも静かだけど、司書さんと利用者の会話や作業音がまあまあ響く)聞こえてくるのはエアコンの作動音、本のページを捲る音、ペン先が走るカリカリという音のみ‥‥。これなら瞑想だってできてしまうかもしれない。ちなみに椅子の足にはやわらかいカバーのようなものがしてあり、椅子を引いた時もギィーッという不快な音はしない。滑らかな「スーッ」である。そんな些細な気づかいにも感動してしまった。

 

椅子の座り心地がなかなか良い。

その椅子だが、座り心地もなかなか良い。高級家具店のものでもないし、ふつうのどこにでもありそうな木製椅子なのだけど、クッションが程よい反発具合。長時間座っていてもお尻が楽である(もちろん自治体によって多少のクオリティの差はあると思うが)

 

広々とした机。

机も広い。数冊の本を広げながら資料作成に取りかかることも可能である。そして、ただ単に「机が広い」という環境が、気持ちにすごくゆとりを生んでくれることに気づく。カフェのチェーン店だとなかなかこうはいかない。PC1つ開けば他に何も置けないほどテーブルはせまく、隣り席との距離も近い。椅子だってソファ席以外はとても固い(商売なのでしかたないが)机を広々と使えるのは図書館の閲覧室ならでは、だと思う。

 

 

周りの人たちみんなが、何かに集中しているという状況。

周囲を見渡すと、みんな黙々と読書したり勉強したり書き物したり、一つのことに集中しているので「自分もやるか!」という気持ちになってくる。周囲にスマホをいじっている人がほぼいないという状況はもはや奇跡のようにさえ思える。読まなきゃいけない本があるとか、やらなきゃいけないことがあるけどやる気が出ないときは、とりあえず図書館の閲覧室に行ってみるのも良いかもしれない(家だとついTVをつけたり猫に邪魔されたりするので)

 

 

読書に限らずいろんなことに集中するのにもってこいの場所。

図書館の閲覧室という空間は、何か一つのことに意識を集中するのに本当に適していると思う。普段から閲覧室を利用されている方は「何を今さら」と言うかもしれない。僕も「なぜこんな良い場所を今まで使わなかったのか?」と思う。ほんと、スタバでMac開いてドヤ顔している場合じゃなかった。こんな身近に、こんな素敵なサードプレイスがあったのである。ちなみにこの記事の下書きもこの閲覧室で書いた。これもすごく捗った。

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もちろんMacBookを開いたりできないので手書きである(当然ラテを飲んだりもできない)

 

「特別閲覧室 」というものまであった。

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四人掛けの通常閲覧スペースとは別に、この写真のような「特別閲覧室」というものまであった。一席ごとに学習机のように仕切られている。これはもはや「集中の中の集中」。まさに「キングオブ集中」である。僕の住む自治体では「社会人限定」ということなので今度ぜひ使ってみたい。決して安くない市民税を払っているわけだし、こういう施設はどんどん利用したほうが良いと思う。もちろん読書もすごく捗る。普段読まないような難しい本に挑戦するのにも向いていると思う。

ちなみに今回読んだ本はこの2冊。このまま借りて帰りました。

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ずぼらでめんどくさがりの人にこそ、ヨガが向いているのかも。「自律神経どこでもリセット!ずぼらヨガ」崎田ミナ著

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アマゾンで見つけて、タイトルが気になったので購入してみた。

「ずぼらヨガ」

なんとも良い響きである。

家で地味〜にヨガを続けている独学ヨギーの自分にはぴったりの言葉かもな、などと思いながら読んでみた。

 

そもそも部屋にヨガマット敷いて「さあヨガやろう」ということすら、めんどくさい時もある。

根っからのめんどくさがり、ずぼら気質の人はそういう時がけっこうあるんじゃなかろうか。僕も、休日ならまだしも仕事の日の朝ヨガなんかはマットは敷かずに「股割りと背伸び」だけで終わらせてしまうときがある。これはもはや、ヨガというよりふつうのストレッチである(もちろん股割と背伸びだけでも、やるかやらないかでは全然ちがうのだけど)

本書では、そんな僕のようなずぼらな人のために、日々の生活のすき間、仕事のデスク、家のベットやソファの上でカンタンに行える「ずぼらヨガポーズ」が豊富に紹介されている。

立派なヨガマットが無くたって「畳の上にバスタオル」で、可愛いヨガウェアが無くたって「上下ユニクロのジャージ」で、ゆる〜くヨガやったって良いよね。

 

ヨガのポーズってマンガ絵になるだけでとても理解しやすくなる。

ヨガ本におけるポーズ説明というのは、大体が、「いかにもヨガやってます⭐︎」的なスラリとした綺麗なモデルさんたちがバシッとポーズを決めていることが多い。

f:id:coyote0801:20170516123503j:plainこういうの)

おしゃれでキラキラしていて「自分もこんな風になりたい!」と前向きに取り組める人もいるのだと思う。一方で、「ああ、ヨガってやっぱりこんな感じね‥‥私とは別世界の話だわ」と距離をとってしまう人も多いのではないだろうか。本書は、まるでそんな僕の思いを代弁してくれるかのように、著者の崎田ミナさんによる親近感あふれる(ちょっとダサめの)マンガによってポーズが紹介されていく。

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 86ページ アマゾン商品紹介ページより)

こういう普通の男の子が、半袖半パンの部屋着で、そのへんにありそうな適当な椅子でやってくれると、ずぼらでめんどくさがりの人でも「お、ちょっとやってみよっかな」とすぐ取りかかれるんじゃないだろうか(実際、うちの妻さんはパラパラ〜と流し読みした後、おもむろにストレッチを始めていた)

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 88ページ アマゾン商品紹介ページより)

さらに、どの部位が伸びてどの筋肉が使われて血液やリンパの流れがどう改善されていくかという「体の内側の描写」も、マンガ絵だと非常にわかりやすい。

これがよくあるヨガ本だと、文章だけでの説明だったり、図解があっても、ちょっとガチな感じの解剖図が使われて、「うわ、レベル高い‥‥」と引いてしまうことが多かった。まさか、ヨガポーズを説明するのに「マンガ絵」がこんなに向いているとは‥‥!(たぶん画風や絵のタッチも重要なんだと思う。気取らない感じというか)

 

そもそもなぜヨガやるのか?」→「自律神経を整えるため」という一つの答えを再認識できる。

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 10ページ アマゾン商品紹介ページより)

ヨガってどうしても「痩せたい」「綺麗になりたい」という美容的な側面ばかりがフューチャーされやすいけれど、本書では「自律神経を整えて、日々ゴキゲンに暮らすため」というメッセージを一貫して伝えてくれる。だからこそ、ヨガをする服装が「上下ユニクロジャージ」でも、「畳の上にバスタオル」でも全然かまわない。

なにより大事なのは、知らんぷりして何もせずに放っておくとすぐネガティブになりがちな僕らの心を、「心を立て直さなきゃ!」とメンタルから治そうとするのではなく、まずは体(自律神経を司る内臓さんたち)からメンテナンスしてみること。健全な肉体にこそ、健全な魂は宿るのである。

 

「ヨガって意識高いOLさんやキラキラした女子がやるもの」という変な先入観を捨てて、気楽にずぼらに、ヨガやってみようと思える一冊でした。

さいごに、

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 97ページ アマゾン商品紹介ページより)

このページはつい笑ってしまった。自宅ヨギーあるある。クラスの輪が出来上がってるレッスンに一人で参加した時はけっこうつらい(笑)

 

ミントミルクティーを作ってみた。

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気候が暖かくなってくるとミントティーのようなさっぱりしたお茶が飲みたくなる。

以前クックパッドを見ていたら「ミントミルクティー」なるもののレシピを発見し、「こ、これは‥‥思いつきそうで思いつかなかったやつだ!」と感動して(ほんとうにクックパッドというものにはこの世のありとあらゆるレシピが掲載されている)ぜったいに美味しいだろうと思い作ってみた。おそらく「ミルクハーブのど飴」に通じる美味しさになるのではなかろうか、などと想像しながら。

そもそも紅茶にミルクを加える場合、フレーバードティーであるならば、大体においてチョコレートフレーバーやバニラフレーバー、またはイチゴやベリー系のような、とにかく「スイート系フレーバードティー」の方が良い、というセオリーがあり‥‥いや、僕が勝手に思い込んでいただけなようにも思う。

実際のところ、大切なのはフレーバーがどうこうではなくて、「使用する茶葉がミルクティーに向いているか?」という点だと思う(今回はアッサムの細かい茶葉を使用)そこさえクリアできていれば、たとえミントでもオレンジでもローズでもラベンダーでも(スタバにラベンダーアールグレイのラテがあるように)美味しいミルクティーになるのである。

 

そんなわけでレシピをさっくりと。

 

材料(1杯分 200cc)

・紅茶の茶葉 3g(煮出して作るのでアッサムの細かいタイプがオススメ)

・ドライミント 小さじ2分の1

・水 75cc

・牛乳125cc

・砂糖 小さじ1杯(無糖でも良し)

 

作り方

①小さめの鍋に、茶葉3gと水100ccを入れて中火にかける。

グツグツ沸騰し始めたら弱火にして、そのまま1分茶葉を抽出する。

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②ミント小さじ2分の1と砂糖小さじ1を投入し、さらに1分間ほど弱火にかける(グツグツ沸騰しすぎないように弱火で)

 

③牛乳100ccを加えて中火にかける。

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④牛乳がグツグツと沸騰し始めたところで火から離し、目の細かい茶こしで漉しながらカップに注ぐ。

完成!

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補足

①2人分作りたいときは、分量もそのまま2倍で。

②水と牛乳の比率は水1:牛乳3くらいでも濃厚でおいしい。

③ミントの量はお好みだけど、多すぎるとミント感がすごいことになるので最初は少なめがおすすめ(一杯につき小さじ半分くらい)

④粗熱をとって冷蔵庫で冷やせばアイスミントミルクティーに。

⑤ミントと一緒にシナモンスティックを入れても良さそうだし、ココアパウダーを加えればチョコミントティーになるかもしれない(今度試してみます)

 

ミルクのまろやかさがあるのでミントが苦手という人も飲みやすそうである。チャイを作るのとほぼ同じ方法なんだけど、ミントに限らずいろんなハーブやスパイスで作れる気がする。

たまに自分が紅茶を好きなのか、それともミルクティーという飲み物そのものが好きなのか、わからなくなるくらいにはミルクティーが好きである。

 

ちなみに使用した紅茶とミントはこちら↓(楽天で買いました)

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 このアッサムはふつうに紅茶としてもすごく美味しかった。有機だし。


 

ミントは紅茶に混ぜずとも、ミントオンリーのハーブティにもできる。 


 

 

疲れない旅行は旅行ではない「辺境・近境」村上春樹著

僕は海外旅行というものをしたことがない。20代から好きなことばかりやっていて、鳴かず飛ばずのうちにあれよあれよと就職して(よくある妥協である)結婚をして、念願の猫を飼い始めて、ホッとしたところにその猫が腫瘍の闘病に入り(これはほんとうに悲しい)気づけば、うかつに数日間家を空けるのがなかなかむずかしい状況になり、ずっとタイミングを逃し続けている……というのはあくまで外的な要因であって、結局のところ、僕という人間がひどい出不精で、家大好き人間であることがもっとも大きな理由なのである(その気になればペットホテルを活用する手だってあるのだし)

 

それでも時々、「ああ、旅に出たいなあ」と強く思うことがある。「遠い異国の地の、名前も知らない街の路地裏で、1人迷子になり、フラフラさまよいながらテキトーなカフェやバーに入って、その土地の料理と酒を楽しみながら(僕はひどく酒に弱いのでお茶で良いけど)街の風景をぼんやり眺めたりしたいなあ」と。

 そういう気持ちになる時というのは、だいたいにおいて休日明けの朝に出勤のため最寄駅へ向かって歩いているときや、職場で横暴な顧客対応をこなして一息ついたとき、そして村上春樹の旅行エッセイを読んだときである(やっと本題である)

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作家の旅行エッセイというと、「人気作家が取材ついでに外遊するような呑気で優雅な旅行でしょう?」などと想像してしまうのだけど、本書で著者はかなりハードな旅をしている。「苦行」と言ってもいいかもしれない。瀬戸内海の無人島でクラゲに刺されたり、ゾウリムシに身体中を這われたり、メキシコで一日中メキシコ歌謡曲を聞かされたり。 モンゴルで絶望的な悪路を安トラックで何日も走行したり。とくにメキシコ編は読んでるだけで頭痛が襲ってきそうなほどひどい内容だった。

 

疲れない旅行は旅行ではない。延々と続くアンチ・クライマックス、予想はずれ、見込み違いの数々。シャワーの生ぬるい湯(あるいは生ぬるくさえない湯)、軋むベット、絶対に軋まない死後硬直的ベット、どこからともなく次々に湧きだしてくる飢えた蚊、水の流れないトイレ、水の止まらないトイレ、不快なウェイトレス。日を重ねるごとにうずたかく積もっていく疲労感。そして次々に紛失していく持ち物。それが旅行なのだ(86ページ 「メキシコ大旅行」より)

 そういえば村上春樹の小説の主人公たちも、物語の中で何かしらの「メチャクチャな状況」に放り込まれながら、それを何とかして通り抜けたりくぐり抜けたり(ときにあるがまま受け入れたり)することで、物事の核心に近づいて行くことが多い。そういう物語を書いてるからこういう苛酷な旅をしたくなるのか?あるいはこういう旅を経験するからああいう物語が生まれるのか?そんなことを考えながら興味深く読めた。

 また、毛沢東 の「疲弊は疲弊によって乗り越えられなくてはならない」という言葉が引用され、「この旅のメチャクチャさに比べれば、僕の現実の悩みなんてたいしたことないなあ」と相対化できることが旅をする理由の一つだとも語られる。「そうだなあ」と思う反面、それをわざわざ「旅行」という、本来は娯楽であり、リラックスして過ごす余暇行為でやろうとするのだから、なかなかエキセントリックというか、マゾヒスティックな考え方だと思う。

 

どんなに遠くまで行っても、いや遠くに行けば行くほど、僕らがそこで発見するものはただの僕ら自身でしかないんじゃないかという気がする。狼も、臼砲弾も、停電の薄暗闇の中の戦争博物館も、結局はみんな僕自身の一部でしかなかったのではないか、それらは僕によって発見されるのを、そこでじっと待っていただけなのではないだろうかと。(230ぺージ「ノモンハンの鉄の墓場」より)

僕はどちらかというと「自分探しのために遠くに旅に出る」という行為にたいして、「旅行で見つかる”自分”なんて、果たしてどれだけのものだかね」という、ひどく懐疑的な考えた方をしていた。でもそれはまちがっていたのかもしれないな、と本書を読んで思う。というかそもそも、遠くの国に旅行したことがない人間が口に出そうと出さまいと、そんな考え方をすること自体まちがっているのだ。気づけて良かった(手遅れかもしれないが)自分が知らない人だらけの場所、そして自分のこと知っている人も誰もいない場所、そんな場所に行ってこそ見えてくる自分というのもきっとあるのだ。