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わかったつもりでいたけれどほんとうはわからなかったこと。

読書。独学ヨガ。ミニマリズム。わからないことだらけ。

本の感想

ずぼらでめんどくさがりの人にこそ、ヨガが向いているのかも。「自律神経どこでもリセット!ずぼらヨガ」崎田ミナ著

アマゾンで見つけて、タイトルが気になったので購入してみた。 「ずぼらヨガ」 なんとも良い響きである。 家で地味〜にヨガを続けている独学ヨギーの自分にはぴったりの言葉かもな、などと思いながら読んでみた。 そもそも部屋にヨガマット敷いて「さあヨガ…

疲れない旅行は旅行ではない「辺境・近境」村上春樹著

僕は海外旅行というものをしたことがない。20代から好きなことばかりやっていて、鳴かず飛ばずのうちにあれよあれよと就職して(よくある妥協である)結婚をして、念願の猫を飼い始めて、ホッとしたところにその猫が腫瘍の闘病に入り(これはほんとうに悲…

【本の感想】いつもの毎日 松浦弥太郎著

今でこそ、お気に入りのモノ紹介がSNSやブログでたくさん発信されている(ぼくも例にたがわず)けれど、松浦弥太郎さんはそういうものの元祖と言ってもいいかもしれない。 ともすれば、モノ自慢におちいりがちなモノ紹介だけど、この方の文章はふしぎと引…

【本の感想】ブランドのデザイン 川島蓉子著

企業のロゴマークや商品のパッケージデザインの由来を知るのはけっこう好きで、気になって読んで見ました。読んでみると、企業におけるブランディングという大きな話にかぎらず、自分がこうやって書いているブログや、ツイッターやインスタグラムで個人が発…

【本の感想】読書からはじまる 長田 弘著

本屋で何気なく、表紙と、背表紙と、題名が気に入り、気づけば手にとってレジに並んでいた。最近はこう、ジャケ買いというか、「家の本棚に並んでいたらなんか良い感じかも」という基準で本を選ぶことが多いです。著者は詩人の長田弘さん。 「読書することで…

人間死んだら残るのは骨だけど大事なのはやっぱり筋肉【ゆがみを直すヨガ・ストレッチ 今井まお著】

著者はヨガ教師だけでなくパーソナルトレーナーやオステオパシー療法師としても活動する今井まおさんという方です。 ヨガと骨格矯正をからめた本はたくさんあるけれど、 ・身体がゆがむ原因。 ・ゆがむと身体にどんな影響があるのか? ・ゆがみを治すために…

「する」ことばかりに追われる僕たちにオススメの本「しない生活 煩悩を静める108のお稽古」小池龍之介著

東大を卒業して住職になり、鎌倉の月読寺と山口県の正現寺を行ったり来たりしながら、瞑想指導や坐禅指導、著書も多数。異色のお坊さん小池龍之介さんの著書。 僕たちはついつい毎日の生活の中で「〜する」ことばかりに追われて、それがいつのまにか「〜しな…

本を読む理由がわからなくなった人におすすめの本「読書力」齋藤孝

読書は好きな僕ですが、 「どれだけ本を読んで感想をあーだこーだとブログに書いたところで、現実の行動に活かさないとイミないんだよな……きっと外に出て買い物したり色んな遊びを経験したり多くの人に出会うほうが価値があるんだ…書を捨てよ、町に出ようだ…

【本の感想】人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか 森博嗣

森博嗣さんはスカイクロラのシリーズが好きで、エッセイも何冊か読んでいたのだけど、この方の考えや語り口は、僕にとってあまりに正しく、理性的で、バランスがあり、憧れの対象だったため逆に少し距離を置きたいという気持ち(そういうことって僕はよくあ…

【本の感想】この世はウソでできている 池田清彦

少し前に読んだ「他人と深く関わらずに生きるには」がとても面白く、ホンマでっかTVで好き放題言ってさんまさん笑かすだけのことはある人だなーと、一気にファンになり、こちらも読みました。 いつもなら読んだ本の実物写真を載せるんだけど、電車で寝ぼけ…

【本の感想】他人と深く関わらずに生きるには 池田清彦

ブックオフをふらついていたところ、タイトルに惹かれ、つい手に取り、気づけばレジに並んでいた(108円だけどね) 「他人と深く関わらずに生きるには」 とても魅力的な一文である。とはいえ「人は一人では生きていけない」という言葉を世間のあちらこちらで…

【本の感想】それからはスープのことばかり考えて暮らした 吉田篤弘

久しぶりに小説を読んだ。 とにかくタイトルが良い。 CDの”ジャケット買い”ならぬ、小説の”タイトル買い”をしてしまうのはこういう本なんだと思う。 図書館で借りるのではなく、 中古でもいいから買って、所有して、部屋の本棚に並べたくなるような。 たとえ…

1982年生まれの僕が『1982 ー名前のない世代』を読んで思ったこと。

名前を付けられなかった世代 「団塊ジュニア」「ロスジェネ世代」「ゆとり世代」…こういった世代ごとのネーミングがふつーに日時会話に出てくるぐらい、世代論的な話題は一般的なものになりつつある気がする(血液型トークほどまではいかないとしても) で、…

【本の感想 】 村上春樹 自伝的エッセイ『職業としての小説家』

気になってたけどようやく読みました。 村上春樹の小説が「オシャンティー&トレンディー過ぎてムリ〜」と生理的に受け付けない人が僕の周りには少なくないんだけど(一番身近な奥さんにまでがそう言う)そういう人にはぜひエッセイを一度読んでみてほしいと…

年収200万円からのマイホーム戦略 榊淳司 著

不動産業界にいた著者が、35年ローンの恐ろしさ、日本人が新築に拘りすぎる理由、マンションデベロッパーの巧妙な売り方と儲け方、空き家750万戸の日本の現状と、リノベーションによる中古物件の可能性などなど、、、とてもわかりやすく書いてくれている。 …

接客、販売業も捨てたもんじゃない。「まちの本屋 知を編み、血を継ぎ、地を耕す」 田口幹人

「町の本屋さんのほのぼのした日常を描いた感じかな?(表紙も柔らかい感じだし)」とページをめくったら度胆を抜かれた。 著者が、本屋の存在意義、本を売るということについて、実話と具体例を交えながら丁寧かつ熱く語っている。 本ではないけれど、僕も…

村上春樹の描く「邪悪なもの」が変わってきてる。色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 村上春樹著

村上春樹の小説には、 『暴力的、悪魔的なダークな存在によって大切なものを損なわれた人々が、それを取り戻すためにもがき、彷徨い、生きる道を見つけ出す』 という共通構造がある。 この『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』には、 例えば、『ね…

清貧という言葉は死んだんだな。たぶん。 「日本人の精神と資本主義の倫理」 波頭 亮 茂木健一郎著

脳医学者の茂木健一郎さんと 経営コンサルタントの波頭亮さんの対談本。 お二人がかなり「怒り」ながらズバズバ語ってくれる。 僕はこの本を読んで、物心ついた頃から抱いていた日本という国にたいする、つかみどころのないモヤモヤとイライラが一気に明確に…

どうせ死ぬのになぜ生きるのか 名越康文著

精神科医の名越康文さんの本。 タイトル見たときはちょっとヘヴィな内容を想像したけれど、いざ読んでみると仏教の知識がほぼ皆無の僕でも(手塚治虫の『ブッダ』を読んだ程度)分かりやすく読み進むことができた。 以下本文より 現代は「世界はこんなふうに…

相手の愛情を確認してる暇があったら自分の可能性を確認しにいこう。 村上春樹、河合隼雄に会いに行く

心理療法家の河合隼雄さんと村上春樹さんの対談本。 数年前に読んだ本だけどふと読み直したくなってブックオフで買った。 本ブログの読書感想はかなり再読率が高い。初読のリアルタイム感想というよりは、過去に読んだままほったらかしにして、ちゃんと消化…

「正解を出すこと」より「仮説を書き換えながら前に進むこと」身体を通して時代を読む 甲野善紀 内田樹著

武術研究科の甲野義紀さんと、思想家であり武道家である内田樹さんの対談本。 政治、経済、教育にいたるまで、ついつい頭でっかちに考えてしまいがちな様々なトピックを、二人の武道家が「武術的な、身体的な視点」から論じている。‥‥と言ってもなんだか抽象…

相手を傷つけない別れなどこの世に存在しない 「縁の切り方」中川淳一郎著

「煩わしい人間関係を断捨離して身軽になりましょう」 そんなスタイリッシュなノウハウ本を想像して読んだのだけど、ぜんぜんちがった。 ハウツーではなく、著者本人がビジネス人生を歩むなかで経験した出会いと別れが、生々しいリアリティーをもって書かれ…

作品のテーマはあえて隠すことで逆に浮き彫りになるのだなあ。「ZOO1」乙一著

乙一さんの短編集。そのなかに「陽だまりの詩」という一編がある。 「病原菌により人類が絶滅した地球で、ワクチンを成功させて一人だけ生き残った科学者の男が、アンドロイドの少女を造り、自分の最期を看取らせる」 そんな話。 科学者「君は僕が作った。君…

哲学用語を日常会話に組み込んだりして。 すっきりわかる!超訳「哲学用語」辞典 小川仁志著

ふだん本読んでいると、知らない哲学用語がたくさんでてきます。 メタファーとか、レトリックとか、ルサンチマンとかイデオロギーとかイデオロギーとかイデオロギーとか・・・(イデオロギーというやつはありとあらゆる問題の根っこに潜んでると思う) わか…

「この世の暴力性にたいして僕らはどう振る舞っていくべきか」ねじまき鳥クロニクル 第3部 鳥刺し男編 村上春樹著

なんとも大げさなタイトル。 1部、2部と書いたのでやはり最後までやらねば!ということで完結篇の第三部です。 「ねじまき鳥クロニクル」は(というか村上春樹の小説のほとんどは)「邪悪な存在」と「それによって人生を損なわれた人々」の姿を描いていま…

独学でヨガを始める人にぜひ読んでほしい本「ヨガから始まる心と体をひとつにする方法」 ケン・ハラクマ著

著者は日本のアシュタンガヨガの第一人者ケン・ハラクマさんです。専門的な内容は控えめで、「ヨガでも始めてみようかな?でもいきなりヨガ教室行くのはちょっと勇気いるし、まずは本でさわりだけでも……」という人にもとても読みやすいと思います。僕もヨガ…

「自らの意志で捨てたもの」「誰かの手によって失われたもの」 ねじまき鳥クロニクル 第二部 予言する鳥編 村上春樹著

鉄は熱いうちに打ちましょう、ということでひきつづき「ねじまき鳥クロニクル」の第二部です(この文庫本もぼろぼろ…) 第1部はこちら⇩ 「すでに起こってしまったこと」「これから起ころうとしていること」ねじまき鳥クロニクル 第一部 泥棒かささぎ編 村上…

「すでに起こってしまったこと」「これから起ころうとしていること」ねじまき鳥クロニクル 第一部 泥棒かささぎ編 村上春樹著

村上春樹作品では、この「ねじまき鳥クロニクル」が一番好きで何度も読んでます(写真は私物の文庫です。ぼろぼろ・・・) 村上春樹はプロットを作らないらしいです。冒頭の情景描写がふと思い浮かび、そこから話を膨らませていくのだとか。 本作も、穏やか…