わかったつもりでいたけれどほんとうはわからなかったこと。

読書。独学ヨガ。ミニマリズム。わからないことだらけ。

村上春樹

疲れない旅行は旅行ではない「辺境・近境」村上春樹著

僕は海外旅行というものをしたことがない。20代から好きなことばかりやっていて、鳴かず飛ばずのうちにあれよあれよと就職して(よくある妥協である)結婚をして、念願の猫を飼い始めて、ホッとしたところにその猫が腫瘍の闘病に入り(これはほんとうに悲…

【本の感想 】 村上春樹 自伝的エッセイ『職業としての小説家』

気になってたけどようやく読みました。 村上春樹の小説が「オシャンティー&トレンディー過ぎてムリ〜」と生理的に受け付けない人が僕の周りには少なくないんだけど(一番身近な奥さんにまでがそう言う)そういう人にはぜひエッセイを一度読んでみてほしいと…

村上春樹の描く「邪悪なもの」が変わってきてる。色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 村上春樹著

村上春樹の小説には、 『暴力的、悪魔的なダークな存在によって大切なものを損なわれた人々が、それを取り戻すためにもがき、彷徨い、生きる道を見つけ出す』 という共通構造がある。 この『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』には、 例えば、『ね…

相手の愛情を確認してる暇があったら自分の可能性を確認しにいこう。 村上春樹、河合隼雄に会いに行く

心理療法家の河合隼雄さんと村上春樹さんの対談本。 数年前に読んだ本だけどふと読み直したくなってブックオフで買った。 本ブログの読書感想はかなり再読率が高い。初読のリアルタイム感想というよりは、過去に読んだままほったらかしにして、ちゃんと消化…

「この世の暴力性にたいして僕らはどう振る舞っていくべきか」ねじまき鳥クロニクル 第3部 鳥刺し男編 村上春樹著

なんとも大げさなタイトル。 1部、2部と書いたのでやはり最後までやらねば!ということで完結篇の第三部です。 「ねじまき鳥クロニクル」は(というか村上春樹の小説のほとんどは)「邪悪な存在」と「それによって人生を損なわれた人々」の姿を描いていま…

「自らの意志で捨てたもの」「誰かの手によって失われたもの」 ねじまき鳥クロニクル 第二部 予言する鳥編 村上春樹著

鉄は熱いうちに打ちましょう、ということでひきつづき「ねじまき鳥クロニクル」の第二部です(この文庫本もぼろぼろ…) 第1部はこちら⇩ 「すでに起こってしまったこと」「これから起ころうとしていること」ねじまき鳥クロニクル 第一部 泥棒かささぎ編 村上…

「すでに起こってしまったこと」「これから起ころうとしていること」ねじまき鳥クロニクル 第一部 泥棒かささぎ編 村上春樹著

村上春樹作品では、この「ねじまき鳥クロニクル」が一番好きで何度も読んでます(写真は私物の文庫です。ぼろぼろ・・・) 村上春樹はプロットを作らないらしいです。冒頭の情景描写がふと思い浮かび、そこから話を膨らませていくのだとか。 本作も、穏やか…