わかったつもりでいたけれどほんとうはわからなかったこと。

読書。独学ヨガ。ミニマリズム。わからないことだらけ。

あの頃の夏には二度と戻れないからこそ聞くべき夏曲2選

f:id:coyote0801:20160807205925j:image

どーもcoyoteです。

夏生まれなので子どもの頃は夏が大好きでした。「一年中ずっと夏だったらいいな」なんて本気で思ってたくらい。

ラジオ体操、プール開放、おかんの作るそうめん(ほぼ毎日昼はそうめんだった)、冷房の効いた部屋でやるスーパーファミコン(マルチタップを使ってみんなでプレイする聖剣伝説2は最高だった)、蜂の巣退治(やめろ)花火大会、地元の小学校の盆踊り、金曜ロードショージブリ…。

今思えばかけがえなのない時間ばかりだった。

大人になった今、朝起きて、どれだけ外の天気が『夏最高!』って感じの快晴でも仕事に向かわなくてはいけない現実。かといって炎天下で海や川に行ったりBBQに興じる体力も友達も無いという虚しさ。ただただ体力を奪うだけの殺人的な暑さにたいして

「蝉うるさい。早く秋来て」

それ以外の感想を失ってしまった。あの夏は二度と戻ってこない。

 ただ、そんな僕でもいまだに純粋な気持ちで夏を楽しめる瞬間がある。それがお気に入りの【夏曲】を聴いているとき。その間だけは「あ、俺やっぱ夏好きだな」と思える。現実逃避と言うなかれ。虚構バンザイである。

そんなわけで今日は、夏が辛いだけになってしまったオッサン(僕)が厳選してオススメする夏曲を、独断と偏見で2曲だけ紹介したいと思います。

 

一曲目


フジファブリック - 陽炎

志村正彦という人は、”好き”という言葉を使わずに『好きという気持ち』を、”切ない”という言葉を使わずに『切ないという感情』を表現する天才だと思う。そもそも詩ってそういうものであってほしいなと僕は思うし(ミスチルの『君が好き』は名曲だと思うけど)彼のようなアーティストがこの世から去ってしまったことが本当に悲しい(凡人は”悲しい”とか”切ない”といった直接的な言葉に頼るしかない)好きだとか寂しいだとか私を見てだとか、欲求剥き出しの流行歌に疲れた人には本当にオススメです。

隣のノッポに借りたバットと
駄菓子屋にちょっとのお小遣い持って行こう
さんざん悩んで時間が経ったら
雲行きが変わってポツリと降ってくる
肩落として帰った

PVの映像もとても良い。夕立が来そうな夏の昼下がり、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かりたい。

 

 

二曲目


海水浴 : JUDE

一曲目とは打って変わり、この曲の後半は”楽しい””悲しい”というストレートな言葉が多用されている。だけど前半の繊細な情景描写の積み重ねによって、ラストに繰り返される「さよならなんて言えない」というありきたりな言葉が力を増してくる。カタルシス。

 かき氷は 宇治金時
誰もいない 秘密の海
野良犬だけいてもいいよ
フランス映画みたいだもの

宇治金時」というフレーズをこんなにカッコよく歌える人が他にいるだろうか。彼の書く詩には食べものがたくさん出てくる。メロンソーダにチリドッグ。「冷麺」という曲もある。イントロのギターがとても美しいのでイントロだけでも騙されたと思って聴いてほしい。あとPVの猫がかわいい。

 

 ということで。予想とおり自己満足的な内容になってしまいましたが、アクセス数を気にせずに好きなことについてダラダラ書くのも楽しいものです。

夏そのものの楽しみは減ったかもしれない。けれど夏のみなぎる生命力が徐々に弱まり、枯れて、死に向かっていく夏の終わりの無常感を味わえるのは、僕が大人になったからだと思う。

大人も悪くない。枯れる美学だってきっとある。

↓「海水浴」の他にも良い曲いっぱいです。