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人間死んだら残るのは骨だけど大事なのはやっぱり筋肉【ゆがみを直すヨガ・ストレッチ 今井まお著】

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著者はヨガ教師だけでなくパーソナルトレーナーオステオパシー療法師としても活動する今井まおさんという方です。

ヨガと骨格矯正をからめた本はたくさんあるけれど、

 

・身体がゆがむ原因。

・ゆがむと身体にどんな影響があるのか?

・ゆがみを治すためにできること。

 

これらについて、図解もふくめ分かりやすく書かれています。

 

たとえば、骨盤がゆがむとどうなるか。

足組みの癖や立ち姿勢のバランスの悪さ、加齢やケガで骨盤がゆがむ。

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胃、肝臓、小腸、大腸、膀胱(女性の場合は子宮も)が、重力によって骨盤に向けて落ちてくる。

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骨盤の内側で内臓たちが押し合いへし合い、ギュウギュウ詰めになる。

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内臓の血流が悪くなり腹部が冷え始める。

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冷えた腹部を温めなきゃ!とお腹まわりに脂肪が集まり、下腹ぽっこり肥満に。

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さらに足の付け根の動脈と静脈が内臓と脂肪で圧迫される。

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足に静脈血が溜まる。

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リンパ管の老廃物や水分を送り出せなくなり足がむくむ。

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むくんだ足に溜まった血と体液が冷やされ、身体中をゆっくりまわる。

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全身の体温が低下。

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エネルギーの代謝が低下。

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太りやすい体質&酵素を溜め込むため老化まで促進する。

 

まさに負のスパイラル。「歪みはダメなんだろなー」となんとなく思っていたけれど具体的にどうしてダメなのか今更ながら理解できた。

 

 

筋力が足りないと悪い姿勢=楽な姿勢になってくる。

人の体にはホメオスタシス(整体恒常性)という、体内の状態を常に一定に保とうとする仕組みがあります。(26ページ「自分の力でゆがみを治すことが大切な理由」より)

バランスの悪い状態を一定時間繰り返していると、それが体のクセになっていきます。悪い筋バランスがしだいに固定されていき、いつの間にか体は「それが自分の基本なんだ」と思い込んでしまうことになるのです。(60ページ「ゆがみの原因②行動のクセなどの生活習慣」より)

「自分にとって慣れきってしまったデフォルト状態」を少しずつ良い方向にヴァージョンアップしていけるのがヨガの良いところだと僕は思ってるので(これは体だけでなく心の部分も)週1でレッスンに行くよりも、たった5分だけでもいいから毎日やったほうがいい。 著者によると人のホメオスタシス(恒常性)はだいたい2週間で書き換えられるとのこと。

 

「骨がゆがんでいる」とイメージされる方が多いのですが、じつは、ゆがみを作っているのは筋肉や組織なのです。(18ページ「からだがゆがむってどういうこと?」より)

「人間死んだら灰になって残るのは骨のみ」なんて良く言うし、そうなんだろうなーと、何の疑いもなくこう思ってた。やっぱり大事なのは筋肉。

 筋肉は体のなかで熱を作れる唯一の器官でもあり、筋肉量が増えれば冷えや代謝の問題も解消していきます。(95ページ「アイソメトリック【静的な筋トレ】で鍛え、目覚めさせる」より)

 これもあらためて考えたことなかったなー。本で読んで再認識することってとても多い。人体というのは熱を放出、消費しながら動くのが基本なわけだから筋肉はすごい。

こりや緊張、こわばりの大きな原因は、このインナーマッスルの衰えによる、アウターマッスルの過度の緊張にあると思われます。(93ページ「筋力不足による不調はストレッチだけでは治らない」より)

バランスボールって、「球体」という極めて重心がアウター(外側)に偏った物体に乗ることで、乗った人間が嫌でもインナー (内側)を意識&駆使するように成り立ってるんだなあ。考えた人すごい。

 

 こういった類の本としてはめずらしく、文庫本サイズです。カバンに入れておいて、巻末に載っているストレッチを空き時間にサクッと行えます。

椅子に座りながらのストレッチも豊富に紹介されているので僕は仕事の休憩中たまにやってる(ちなみに休憩室は閉ざされたせまーい部屋で、ほぼ誰も来ない。とても捗る)